問 1
応用技術図のデータベース 1,2 は互いのデータの複製をもつ冗長構成である。クライアントからの更新・参照要求を受けたデータベースサーバ(以下,サーバという)は直下のデータベースを更新・参照し,他方のサーバにデータ更新を通知する。通知を受けたサーバは直下のデータベースに更新を反映する。サーバ 1,2 間のネットワークが分断し,データ更新を通知できなくなったとき,CAP 定理で重視する特性(C,A,P)に対するサーバの挙動のうち,適切な組合せはどれか。
| 経路 | 内容 |
|---|---|
| クライアント 1 → サーバ 1 | 更新・参照要求 |
| クライアント 2 → サーバ 2 | 更新・参照要求 |
| サーバ 1 → データベース 1 | 更新・参照 |
| サーバ 2 → データベース 2 | 更新・参照 |
| サーバ 1 ⇔ サーバ 2 | 更新を通知 |
- アC 及び P を重視する場合 = 一方のサーバは停止し,もう一方のサーバは動作し続ける。/A 及び P を重視する場合 = 両方のサーバが停止する。
- イC 及び P を重視する場合 = 一方のサーバは停止し,もう一方のサーバは動作し続ける。/A 及び P を重視する場合 = 両方のサーバが動作し続ける。
- ウC 及び P を重視する場合 = 両方のサーバが動作し続ける。/A 及び P を重視する場合 = 一方のサーバは停止し,もう一方のサーバは動作し続ける。
- エC 及び P を重視する場合 = 両方のサーバが動作し続ける。/A 及び P を重視する場合 = 両方のサーバが停止する。
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正解: イ
結論: 整合性(C)を守るなら片方を止める、可用性(A)を守るなら両方動かし続けるです。
なぜ: 分断のあいだ、サーバ 1 と 2 は互いの更新を知ることができません。
- C と P を重視する … 両方が別々に更新を受け付けると、2 つのデータベースの中身が食い違います。食い違いを生まないためには、一方を止めて、もう一方だけで受け付けるしかありません。止めた側にとっては応答できない=可用性を手放すことになります
- A と P を重視する … どちらのクライアントにも応答し続けるために、両方が動き続けます。そのかわり分断のあいだは中身が食い違いうる=整合性を手放します
「両方停止」(ア・エ)は、誰にも応答しないので可用性を守ったことになりません。ウは C と A の振る舞いが逆です。
解説は本サイトが独自に作成したものです。根拠にした一次情報は次のとおりです。
- IPA: データベーススペシャリスト試験(出題範囲)(2026-10-02 確認)