給与を 3 段階に分類する
在籍中の社員を給与で 3 段階に分類してください。700000 円以上は「高」、400000 円以上 700000 円未満は「中」、それ未満は「低」とします。列は「名前, 給与, 区分」の順、給与の高い順に並べ、同額のときは社員番号(shain_id)の小さい順にしてください。
主要 7 製品で通用 そのまま使える: PostgreSQL / MySQL / MariaDB / SQLite / SQL Server / Oracle Database / IBM Db2
- CASE WHEN ... THEN ... ELSE ... END は標準 SQL の式で、SELECT にも WHERE にも ORDER BY にも書けます。
- IF(MySQL)や DECODE(Oracle)といった独自の書き方もありますが、CASE なら書き換えずに持ち運べます。
この問題で使えるテーブル(名前をタップすると入力できます)
7 行
| 列 | 型 | NULL |
|---|---|---|
| 🔑 | int | 不可 |
| text | 不可 | |
| int | 可 |
データを見る(先頭 5 行)
| busho_id | busho_name | parent_busho_id |
|---|---|---|
| 1 | 経営 | NULL |
| 2 | 開発 | 1 |
| 3 | 営業 | 1 |
| 4 | 管理 | 1 |
| 5 | 基盤 | 2 |
18 行
| 列 | 型 | NULL |
|---|---|---|
| 🔑 | int | 不可 |
| text | 不可 | |
| int | 可 | |
| int | 可 | |
| numeric(10,0) | 不可 | |
| date | 不可 | |
| date | 可 |
データを見る(先頭 5 行)
| shain_id | name | busho_id | joushi_id | salary | hired_on | taishoku_on |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 鈴木 | 1 | NULL | 980000 | 2014-04-01 | NULL |
| 2 | 佐藤 | 2 | 1 | 720000 | 2016-10-01 | NULL |
| 3 | 田中 | 2 | 2 | 520000 | 2019-04-01 | NULL |
| 4 | 中村 | 2 | 2 | 530000 | 2020-04-01 | NULL |
| 5 | 小林 | 2 | 2 | 445050 | 2024-04-01 | NULL |
解説
結論
CASE WHEN 条件 THEN 値 ... ELSE 値 END で、行ごとに表示する値を切り替えます。
なぜ
WHEN は上から順に評価され、最初に真になった枝の値が採用されます。残りの枝は評価されません。この性質のおかげで、2 番目以降の条件に「かつ 700000 未満」と書く必要がなくなります。逆に言えば、広い条件を上に書くと下の枝には決して到達しません。「範囲が狭い(=厳しい)条件から順に書く」と覚えてください。
★ELSE を省略するとどうなるか: どの WHEN にも当てはまらなかった行は NULL になります。エラーにはなりません。区分が空欄の行が混ざる、という形で現れるので、集計に使うと件数が合わなくなります。「該当なし」を表す値を必ず ELSE で用意してください。
★境界の書き方
「700000 円以上」は >= です。> と書くと 700000 円ちょうどの人が下の枝に落ちます。境界の値を持つデータで試さないと気づけない種類の間違いです。
⚠️ CASE の結果は 1 つの型にまとまる必要があります。ある枝で文字列、別の枝で数値を返すとエラーになるか、暗黙の型変換で思わぬ結果になります。
よくある間違い
①条件の順序が逆で、下の枝に到達しない。②ELSE を書き忘れて NULL が混ざる。③END を書き忘れる。
根拠(一次情報)
- PostgreSQL 18 マニュアル: 条件式(CASE)一次情報・確認 2026-07-28
- PostgreSQL 18 マニュアル: 式の評価順序一次情報・確認 2026-07-28