コマンド道場
CASE 式難易度 ★★★☆☆

給与を 3 段階に分類する

在籍中の社員を給与で 3 段階に分類してください。700000 円以上は「高」、400000 円以上 700000 円未満は「中」、それ未満は「低」とします。列は「名前, 給与, 区分」の順、給与の高い順に並べ、同額のときは社員番号(shain_id)の小さい順にしてください。

主要 7 製品で通用 そのまま使える: PostgreSQL / MySQL / MariaDB / SQLite / SQL Server / Oracle Database / IBM Db2

製品ごとの対応表(実測)を見る

  • CASE WHEN ... THEN ... ELSE ... END は標準 SQL の式で、SELECT にも WHERE にも ORDER BY にも書けます。
  • IF(MySQL)や DECODE(Oracle)といった独自の書き方もありますが、CASE なら書き換えずに持ち運べます。
● 起動中…

この問題で使えるテーブル(名前をタップすると入力できます)

7

NULL
🔑int不可
text不可
int
データを見る(先頭 5 行)
busho_idbusho_nameparent_busho_id
1経営NULL
2開発1
3営業1
4管理1
5基盤2

18

NULL
🔑int不可
text不可
int
int
numeric(10,0)不可
date不可
date
データを見る(先頭 5 行)
shain_idnamebusho_idjoushi_idsalaryhired_ontaishoku_on
1鈴木1NULL9800002014-04-01NULL
2佐藤217200002016-10-01NULL
3田中225200002019-04-01NULL
4中村225300002020-04-01NULL
5小林224450502024-04-01NULL

解説

結論

CASE WHEN 条件 THEN 値 ... ELSE 値 END で、行ごとに表示する値を切り替えます。

なぜ

WHEN は上から順に評価され、最初に真になった枝の値が採用されます。残りの枝は評価されません。この性質のおかげで、2 番目以降の条件に「かつ 700000 未満」と書く必要がなくなります。逆に言えば、広い条件を上に書くと下の枝には決して到達しません。「範囲が狭い(=厳しい)条件から順に書く」と覚えてください。

★ELSE を省略するとどうなるか: どの WHEN にも当てはまらなかった行は NULL になります。エラーにはなりません。区分が空欄の行が混ざる、という形で現れるので、集計に使うと件数が合わなくなります。「該当なし」を表す値を必ず ELSE で用意してください。

★境界の書き方

「700000 円以上」は >= です。> と書くと 700000 円ちょうどの人が下の枝に落ちます。境界の値を持つデータで試さないと気づけない種類の間違いです。

⚠️ CASE の結果は 1 つの型にまとまる必要があります。ある枝で文字列、別の枝で数値を返すとエラーになるか、暗黙の型変換で思わぬ結果になります。

よくある間違い

①条件の順序が逆で、下の枝に到達しない。②ELSE を書き忘れて NULL が混ざる。③END を書き忘れる。

根拠(一次情報)