コマンド道場
DELETE難易度 ★★★☆☆

2025 年より前の退職者だけを削除

退職日(taishoku_on)が 2025-01-01 より前の社員を shain テーブルから削除してください。2025-01-01 以降に退職した社員と、在籍中の社員は残します。

この書き方が使えない製品があります そのまま使える: PostgreSQL / MySQL / MariaDB / SQLite / SQL Server / Oracle Database

未確認: IBM Db2

製品ごとの対応表(実測)を見る

  • DELETE は WHERE を書き忘れると全行が消えます。先に同じ条件で SELECT して、消える行を目で確かめる癖をつけてください。
  • NULL は比較の対象になりません。taishoku_on < '2025-01-01' は、在籍中(NULL)の社員に対して真になりません。標準 SQL の三値論理によるものです。
● 起動中…

この問題で使えるテーブル(名前をタップすると入力できます)

7

NULL
🔑int不可
text不可
int
データを見る(先頭 5 行)
busho_idbusho_nameparent_busho_id
1経営NULL
2開発1
3営業1
4管理1
5基盤2

18

NULL
🔑int不可
text不可
int
int
numeric(10,0)不可
date不可
date
データを見る(先頭 5 行)
shain_idnamebusho_idjoushi_idsalaryhired_ontaishoku_on
1鈴木1NULL9800002014-04-01NULL
2佐藤217200002016-10-01NULL
3田中225200002019-04-01NULL
4中村225300002020-04-01NULL
5小林224450502024-04-01NULL

解説

結論

DELETE FROM shain WHERE taishoku_on < '2025-01-01'; です。

★NULL は比較に反応しません: 在籍中の社員は退職日が NULL です。NULL と '2025-01-01' の比較は、真でも偽でもなく「不明」になります。WHERE が採用するのは真になった行だけなので、不明の行は削除されません。つまり「在籍中を除く」という条件をわざわざ書かなくても、結果として残ります。

⚠️ ただし、これは「書かなくてよい」のであって「書いてはいけない」わけではありません。読み手に意図を伝えるために AND taishoku_on IS NOT NULL を足すのは、悪い書き方ではありません。

★DELETE の前にやること: DELETE と UPDATE は取り返しがつきません。同じ WHERE で SELECT を実行し、消えるはずの行だけが出ることを目で確かめてから DELETE に書き換える、という手順を習慣にしてください。この演習ページでは「初期状態に戻す」でいつでもやり直せますが、実務ではそうはいきません。

⚠️ 外部キーがある場合

他の表から参照されている行は、そのままでは削除できません(参照整合性違反になります)。この表では社員が社員を参照する(上司)関係があるため、部下がいる社員を削除しようとすると失敗します。この設問で削除する社員は誰の上司でもないので成功します。

よくある間違い

①WHERE を書き忘れて全行削除する。②「退職者を消す」と読んで、期間の条件を落とす。③NULL を比較で拾えると思い込む。

根拠(一次情報)