2025 年より前の退職者だけを削除
退職日(taishoku_on)が 2025-01-01 より前の社員を shain テーブルから削除してください。2025-01-01 以降に退職した社員と、在籍中の社員は残します。
この書き方が使えない製品があります そのまま使える: PostgreSQL / MySQL / MariaDB / SQLite / SQL Server / Oracle Database
未確認: IBM Db2
- DELETE は WHERE を書き忘れると全行が消えます。先に同じ条件で SELECT して、消える行を目で確かめる癖をつけてください。
- NULL は比較の対象になりません。taishoku_on < '2025-01-01' は、在籍中(NULL)の社員に対して真になりません。標準 SQL の三値論理によるものです。
この問題で使えるテーブル(名前をタップすると入力できます)
7 行
| 列 | 型 | NULL |
|---|---|---|
| 🔑 | int | 不可 |
| text | 不可 | |
| int | 可 |
データを見る(先頭 5 行)
| busho_id | busho_name | parent_busho_id |
|---|---|---|
| 1 | 経営 | NULL |
| 2 | 開発 | 1 |
| 3 | 営業 | 1 |
| 4 | 管理 | 1 |
| 5 | 基盤 | 2 |
18 行
| 列 | 型 | NULL |
|---|---|---|
| 🔑 | int | 不可 |
| text | 不可 | |
| int | 可 | |
| int | 可 | |
| numeric(10,0) | 不可 | |
| date | 不可 | |
| date | 可 |
データを見る(先頭 5 行)
| shain_id | name | busho_id | joushi_id | salary | hired_on | taishoku_on |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 鈴木 | 1 | NULL | 980000 | 2014-04-01 | NULL |
| 2 | 佐藤 | 2 | 1 | 720000 | 2016-10-01 | NULL |
| 3 | 田中 | 2 | 2 | 520000 | 2019-04-01 | NULL |
| 4 | 中村 | 2 | 2 | 530000 | 2020-04-01 | NULL |
| 5 | 小林 | 2 | 2 | 445050 | 2024-04-01 | NULL |
解説
結論
DELETE FROM shain WHERE taishoku_on < '2025-01-01'; です。
★NULL は比較に反応しません: 在籍中の社員は退職日が NULL です。NULL と '2025-01-01' の比較は、真でも偽でもなく「不明」になります。WHERE が採用するのは真になった行だけなので、不明の行は削除されません。つまり「在籍中を除く」という条件をわざわざ書かなくても、結果として残ります。
⚠️ ただし、これは「書かなくてよい」のであって「書いてはいけない」わけではありません。読み手に意図を伝えるために AND taishoku_on IS NOT NULL を足すのは、悪い書き方ではありません。
★DELETE の前にやること: DELETE と UPDATE は取り返しがつきません。同じ WHERE で SELECT を実行し、消えるはずの行だけが出ることを目で確かめてから DELETE に書き換える、という手順を習慣にしてください。この演習ページでは「初期状態に戻す」でいつでもやり直せますが、実務ではそうはいきません。
⚠️ 外部キーがある場合
他の表から参照されている行は、そのままでは削除できません(参照整合性違反になります)。この表では社員が社員を参照する(上司)関係があるため、部下がいる社員を削除しようとすると失敗します。この設問で削除する社員は誰の上司でもないので成功します。
よくある間違い
①WHERE を書き忘れて全行削除する。②「退職者を消す」と読んで、期間の条件を落とす。③NULL を比較で拾えると思い込む。
根拠(一次情報)
- PostgreSQL 18 マニュアル: DELETE一次情報・確認 2026-07-28
- PostgreSQL 18 マニュアル: 比較関数と演算子(NULL の扱い)一次情報・確認 2026-07-28