コマンド道場
主キー・外部キー難易度 ★★★☆☆

親を消したら子も消す

分類の表 bunrui と、その分類に属するメモの表 memo を作り、行を入れてから、分類を 1 つ消してください。bunrui は bunrui_id が整数で主キー、nm が text で NULL を許さない、の 2 列です。memo は memo_id が整数で主キー、bunrui_id が整数で bunrui を参照する外部キー、honbun が text、の 3 列で、この順に並べます。分類を消したら、その分類のメモも一緒に消えるようにしてください。bunrui に (1, 'renraku') と (2, 'gijiroku')、memo に (1, 1, 'いち') と (2, 2, 'に') を入れてから、bunrui_id が 1 の分類を削除します。

この書き方が使えない製品があります そのまま使える: PostgreSQL / MySQL / MariaDB / SQLite / SQL Server

  • Oracle Database では使えませんtext 型の列 / この問題のほかの構文は未確認です

未確認: IBM Db2

製品ごとの対応表(根拠つき)を見る

  • Oracle Database には text 型がありません。honbun は VARCHAR2 や CLOB に読み替えてください(公式のデータ型の一覧で確認)。
  • SQLite は外部キーの構文は通りますが、既定では制約を検査しないので連鎖削除も起きません。PRAGMA foreign_keys = ON を接続ごとに実行する必要があります(SQLite 公式の説明)。
● 起動中…

この問題で使えるテーブル(名前をタップすると入力できます)

7

NULL
🔑int不可
text不可
int
データを見る(先頭 5 行)
busho_idbusho_nameparent_busho_id
1経営NULL
2開発1
3営業1
4管理1
5基盤2

18

NULL
🔑int不可
text不可
int
int
numeric(10,0)不可
date不可
date
データを見る(先頭 5 行)
shain_idnamebusho_idjoushi_idsalaryhired_ontaishoku_on
1鈴木1NULL9800002014-04-01NULL
2佐藤217200002016-10-01NULL
3田中225200002019-04-01NULL
4中村225300002020-04-01NULL
5小林224450502024-04-01NULL

解説

結論

ON DELETE CASCADE を書くと、親の行を消したときに、それを参照している子の行も一緒に消えます。

★消える範囲を必ず考えてから使ってください: 連鎖削除は便利ですが、分類を 1 つ消しただけで、その下のメモも履歴も静かに消えます。消えて困るものが子にあるなら、既定のまま(消せない)にしておくほうが安全です。「消せなくて困る」ほうが、「消えて気づかない」より安く済みます。

★自分で子を消してから親を消しても、残る行は同じになります: ただし守られているとは言えません。次に誰かが親だけを消したときに何が起きるかは、外部キーの定義で決まるからです。この問題では残った行だけでなく、定義そのものも見ています。

★参照先には主キーか一意制約が必要です: この問題で bunrui_id を主キーにしたのはそのためです。指した先が 1 行に決まらないと、「実在するか」を確かめようがありません。

⚠️ 親を消したときの動きは information_schema に定義として載っています(delete_rule)。実際に消してみなくても、どういう約束になっているかを読めます。

主キー・外部キー の使い方をはじめから読む

根拠(一次情報)